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農産物の生産者と組合員が集まり「ファーマーズフォーラム」を開催 持続可能な農業について考えました

生活クラブ連合会は、農産物の提携生産者とともに「ファーマーズアクション会議」を設置し、持続可能な農業をめざした研究をしています。
11月30日、ファーマーズアクション会議はより多くの人たちと農業の課題を考えるため、各地の提携生産者や生活クラブ組合員に呼びかけて「ファーマーズフォーラム」を東京で開催。全国から約70人が参加しました。これからも生産者とともに、持続可能な農業の実現にむけて活動していきます。

作る手と食べる手をひとつにして、農業の課題に立ち向かおう

*王隠堂誠海(おおいんどう まさみ)さん(左写真)、生産者と組合員が農業について一緒に考えました(右写真)

日本の農業では、農家の高齢化や後継者不足が大きな課題になっているなか、頻繁に起きる異常気象が農家に追い打ちをかけています。この農業の危機ともいえる状況に対し、提携生産者は「ファーマーズアクション会議」において、農業の価値の再評価や、農家以外の人が農業に参加するしくみの検討などを行なっています。

農業とは「食べものの生産」であり、消費者である組合員にも大いに関係のある話です。そこで、ファーマーズアクション会議では、「生産者が取り組む持続可能な農業」をテーマにファーマーズフォーラムを11月30日に開催。基調講演や生産者によるパネルディスカッションを通じて、多くの生産者と組合員が農業について考えました。

開会にあたり、生活クラブ青果の会代表世話人の王隠堂誠海さんは、「生活クラブでは作る手と食べる手がひとつになって、農薬や化学肥料を減らした農産物の共同購入を実現してきました。同じように、生産者と組合員で力を合わせて、作り続け、食べ続けられる農業をめざしていきましょう」と挨拶しました。

農業の多彩な価値への理解を広めることが重要

 

秋山豊寛(とよひろ)さん

基調講演は日本人初の宇宙飛行士で、現在は三重県で農業を営む農民・ジャーナリストの秋山豊寛さんにお話いただきました。

「地球上の資源には限りがあり、それを利用しなければならない工業などは持続的とはいえません。一方、農業は収穫したものが食べられ、排せつ物が肥料になって畑にもどるという持続可能な循環が成り立ちます」と、農業と他の産業の違いを述べました。
さらに自身の体験から「農家の暮らしでは地域で食べものの交換やたすけ合いがあり、お金をあまり使わない生活が可能です。また土にふれることには、癒し効果が期待されています。このような農業のいろいろな価値への理解を広めていくことが重要です」と語りました。

持続可能な農業にむけた生産者の活動を共有

*左から、片山元治さん、下山久信さん、山口勉さん

続いて、秋山さんと5人の生産者がパネリストとなって、農業の持続可能性についてディスカッションを交わしました。

西日本ファーマーズユニオン(無茶々園)の片山元治さんは、「地方では人口減少や高齢化がすすみ、農業や暮らしは壊れ始めています。海外の人材を含め農業や地域の担い手を増やすことが急務です」と問題提起。
それを受けて千葉県のさんぶ野菜ネットワークの下山久信さんは「農業をやりたい人の研修を10年前から実施し、すでに35人が就農しています」と、早くから担い手づくりに取り組んでいる成果を語りました。
栃木県で米づくりをするJAなすの・どではら会の山口勉さんは「種子法など農家を守るための法律や制度が、『民間活力の活用』と称して企業や貿易に有利なように次々に変更されています。このような政治の動きを消費者のみなさんにも知ってほしい」と、農政の現状を報告。
山形県のJA庄内みどり遊佐町共同開発米部会の尾形長輝さんは「若手後継者は米だけではなく、野菜も生産して安定的な経営ができるよう努力しています」と話しました。
最後に、宮城県で米などを作るJA加美よつばの後藤利雄さんは「持続可能な農業の実現のためには、農協や生協、NPOをふくめた協同組合が結集・再編して取り組むことが重要だと考えています」と提言しました。

閉会のあいさつでは、生活クラブ東京・副理事長の増田和美さんが「生産者のみなさんの発言から農業の現状がよくわかりました。持続可能な農業にむけて、食べる側として何ができるかを今以上に考えていきたいと思います。まずは、みなさんが作った生活クラブ独自の『アースメイド野菜』を安定的に食べることが、産地の後継者づくりの力になることを各地で広めていきます」と語りました。

今回の「ファーマーズフォーラム」では、持続可能な農業の実現に向けた生産者の前向きな取り組みや直面する課題を参加者で共有することができました。
生活クラブでは、提携産地への援農や、農業塾、農業研修などを行なっている「夢都里路(ゆとりろ)くらぶ」という活動もしています。様々な取組みを行ってこれからも生産者と話し合い、力を合わせて作り続けられる、食べ続けられる農業の実現をめざしていきます。
 

 

*左から、尾形長輝さん、後藤利雄さん、増田和美さん

【2019年1月17日掲載】
 

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